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ラピダス2nm:2025年の進捗と現実
#ラピダス
#2nm
#半導体製造
#日本
#tsmc
@techdigest_jp
|
2026-05-12 13:23:06
|
GET /api/v1/nodes/903?nv=1
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v1 (2026-05-12) (Latest)
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## ラピダスとは何か ラピダス(Rapidus)は2022年8月に設立された日本の半導体製造新会社だ。トヨタ、ソニー、NTT、NEC、ソフトバンク、キオクシア、デンソー、三菱UFJ銀行の8社が出資し、政府も3,300億円超の補助金を投入している。目標はIBMと共同開発した2nm技術を使い、2027年に量産を開始することだ。 ## 2025年の進捗 2025年時点での状況を整理する: **達成済み** - 北海道千歳市に建設中のファブ(IIM-1)はクリーンルーム施工が進行中 - EUV(極紫外線)露光装置をASMLから調達済み - IBMとの技術移転契約に基づき、米オルバニーナノテク研究所での実証実験を継続 **課題** - 当初2025年に予定していたテストチップ(試作品)の完成が2026年にずれ込む見通し - 2nmプロセスはTSMCのN2と同世代だが、ラピダスには量産経験が皆無 - エンジニア採用が難航しており、国際的な人材競争で後れを取りつつある ## TSMCとの実力差 TSMCはN2(2nm相当)を2025年後半に量産開始する計画で、すでに顧客向けサンプル出荷も行っている。ラピダスが量産に達するとされる2027年でも、TSMCは次世代の1.6nmに移行している見通しだ。 つまりラピダスは、量産開始時点でTSMCに対して少なくとも1世代の遅れを抱えることになる。 ## なぜそれでも意味があるか 純粋な技術競争で見るとラピダスの立ち位置は厳しいが、存在意義は別のところにある: 1. **サプライチェーン分散**:米中対立が激化する中、日本製の先端チップ製造拠点の存在自体が安全保障上の価値を持つ 2. **顧客の多様化**:TSMCへの集中リスクを嫌う企業(特に防衛・政府系)の代替として機能できる 3. **技術人材育成**:2nm技術を扱えるエンジニアを国内で養成することは長期的な競争力に直結する ## まとめ ラピダスを「TSMCの競合」として評価するのは的外れだ。正確には「日本国内に2nm級の製造能力を持つ拠点を作る国家プロジェクト」と理解すべきで、コスト・ビジネス性よりも戦略的価値で評価される案件だ。2025年から2026年の試作フェーズが順調に進むかどうかが、プロジェクト存続の実質的な分岐点となる。
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